まずは走り方の基本を学ぼう
ジョギング、ランニングの走り方の基本を解説。姿勢や目線、腕や肘の振り方と足の動かし方から呼吸法まで基礎を固めてケガのない走り方を実に付けよう。
ケガ・故障をしないための基礎知識を身に付ける
ジョギングは「走る」だけなので、老若男女問わず簡単におこなうことができます。そのためか、基本的なことを知らないまま走っている方を多く見かけます。
しかし、自己流の走り方は実は無駄な力を使っていたり、最悪の場合はケガ・故障の原因になることもあります。
また、クッションのないタウンユースのスニーカーで走ったりサウナスーツで走ることは厳禁です。
高価なものでなくとも構いませんので、クッション性の高い専用のジョギングシューズを選ぶことが重要です。
せっかくはじめるのであれば、しっかりと基礎を固めてから走りたいものです。
走りの基本フォームを覚えよう
ポイントは「リラックスして走る」ことです。意識しすぎるとフォームがバラバラになってしまいます。最初は基本を「頭で覚えておくだけ」でも大丈夫です。
基本姿勢
全身を伸ばして若干胸を張る。骨盤で上半身を支えているようなイメージを持ってください。きつくない程度に脇をしめて、肘は直角に構えます。
目線
少しあごを引いてまっすぐ前を見ましょう。
腕の振り方
腕を大げさに振るよりも肩甲骨(方の後ろの骨)を動かして、自然と腕が触れるくらいにします。
足の運び方
できるだけまっすぐ足を出して、かかとから着地して足の指の付け根で地面を蹴って進むイメージを持ちましょう。
呼吸方法
特にこだわる必要はありません。自分が楽なペースで呼吸をしましょう。苦しくなって呼吸が乱れたときはできるだけ同じリズムを意識するとよいでしょう。息は鼻から吸って口から吐くほうがよいです。
ピッチ走法とストライド走法
ジョギングの基本的な走り方には「ピッチ走法」と「ストライド走法」のふたつあります。それぞれ一長一短ですが、初心者は「ピッチ走法」からはじめましょう。
- ピッチ走法(pitch running)
- ピッチ(pitch)とは走る際の歩数のことです。
- ピッチ走法は歩幅を少なくして、歩数を多くする走り方のことで体への負担を軽くして走ることができます。
- ストライド走法(stride running)
- ストライド(stride)とは走る際の歩幅のことです。
- ストライド走法は、歩幅を大きくとる走り方でスピードが早い代わりに、着地の際の衝撃も大きくなるため上級者向けの走り方といえます。
徐々にステップアップしてみよう
走ることに慣れてくると、いままで辛くて走れなかった距離を簡単に走れるようになったり、急にスピードが上がったりすることを実感します。
ある程度走れるようになってきたら、持久力アップやスピードアップ、ダイエットなど目的に合わせてトレーニングを意識した走りを取り入れてみましょう。