ジョギングウェアがスポーツアパレル市場唯一の二桁成長
矢野経済研究所「スポーツアパレル市場に関する調査結果 2009」
矢野経済研究所は6日、2009年の国内スポーツアパレル市場動向の調査結果「スポーツアパレル市場に関する調査結果 2009」を発表した。
同調査はスポーツ関連企業メーカーや卸売業・小売業約300社を対象に2009年9月～11月の間に実施されたもので、同社専門研究員による直接面談、電話や電子メールよるヒアリング、郵送アンケートを併用しておこなわれた。
スポーツアパレル国内出荷市場はマイナス成長
調査対象となる市場は「ゴルフ」、「野球」、「サッカー」、「ランニング」など主要なスポーツウェア14カテゴリ。
2009年のスポーツアパレル国内出荷市場全体は、長引く不況の影響からか前年比99.6％とマイナス成長見込となっており、プラス成長は調査対象全14カテゴリ中わずか5カテゴリにとどまった。
好調のランニングウェア、機能性スポーツアンダーウェア
ジョギング・ランニングウェア市場がカテゴリ中唯一の二桁成長となったほか、体を締め付けることで筋肉のブレを抑え、疲労軽減や運動能力の向上効果が見込める機能性アンダーウェアの好調によりトレーニングウェアがプラス成長となった。
低迷しているスポーツアパレル市場だが、2010年の国内出荷市場では前年比101.2％とプラス成長を予測している。