「履くだけで足が速くなる」を実現した「瞬足」
「足が速い」という小学生のステータスをくすぐる人気商品
大人になるとジョギングやマラソンなどを意識しておこなわない限り、走る機会は非常に少ないものである。
しかし、小学生はリレーや運動会、または単に仲間内での競争することもあり走る機会は非常に多い。当然、「足が速い」というのは仲間内だけでなく学校内、クラス内での重要なステータスのひとつとなる。
そんな小学生に「履けば足が速くなる」として大人気の競技用シューズであるアキレス社の「瞬足(しゅんそく)」をご存知だろうか。
走るために研究された「左右非対称」の構造
速さの秘密は靴底の構造にある。小学校の運動会などでは一般的に左周りのトラックで競技をおこなう。そのため、左コーナーでスピードが落ちるのだが、「瞬足」ではコーナーを曲がる際に強く踏み込めるように左右のシューズ共に靴底の左側にスパイクがついている。
これにより失速を最小限に留めてコーナーを曲がることができるだけでなく、失速しきれずに転倒してしまうようなことも防ぐことができる。
2009年度末には累計販売数2,000万足を見込む
2003年の発売以来、徐々に売り上げを伸ばし2008年には子供向けシューズとしては異例の544万足が売れている。
現在では学年層に合わせたモデルや、長距離用モデル、限定モデルなどの展開をおこなっており、人気の衰えを感じさせない。
今年も運動会シーズンの到来に合わせ、まさに失速なしで売れることが予想され、2009年度末には累計販売数2,000万足という脅威の数字をたたき出すことになりそうだ。