効果抜群のスロージョギングをはじめてみよう
ゆっくり走ることで、体に負担をかけずにダイエット
「スロージョギング」という単語を聞いたことがあるだろうか。ここのとろこよく耳にする単語だがいったいどんな意味だろう。
そもそもジョギング自体に「ゆっくりとした速さで走る」という意味が含まれているのだが、さらに「スロー」ということから想像がつくかもしれない。
実はこのスロージョギングは2009年06月10日放送のNHKの番組「ためしてガッテン」(総合テレビ 毎週水曜 午後8時から放送)で紹介されたジョギングの方法。
スロージョギングの効果
番組によると「スロージョギング」はまったく疲れないジョギング方法で、絶大な効果があるという。気になる実践方法はジョギングをする際に「遅筋」だけを使って走る。これだけである。
遅筋だけを使うといっても普段そんな筋肉を意識することはないのでピンとこないかもしれないが、スロージョギングの唯一のポイントは「歩くくらいのスピードでゆっくり走る」ことのみ。「ゆっくり走る」ことが「遅筋だけを使って走ること」になるのだ。
ダイエット効果
同じスピードで、ウォーキングとスロージョギングの消費エネルギーを比較するとなんとスロージョギングの方が1.6倍も消費エネルギーが多い結果となった。
様々な生活習慣病の改善
効率よく糖や脂肪が消費され、様々な生活習慣病の改善につながる。
- コレステロール減少
- 尿酸値が下がる(痛風予防)
- 血糖値が下がる(糖尿病予防)
- 中性脂肪が下がる
筋肉(筋力)の向上
「遅筋」を使うことで今まで使われていなかった筋肉が使われるようになり、楽なまま、より速く、より長く走ることができるようになる 。
- 遅筋の能力が向上
- 筋肉内の毛細血管が増加
脳の機能の向上
アメリカの研究で、高齢者が軽いジョギングを続けることで、萎縮していた脳の一部が大きくなることがわかった。
- 判断力・決断力に関わる「前帯状皮質」が大きくなる
- ワーキングメモリの向上(もの忘れがなくなる)
スロージョギング実践のポイント
「スロージョギング」の実践のポイントは通常のジョギングと同じく「無理をしないで楽しく」が大原則。
- 背筋を伸ばす
- やや前傾姿勢を保つ
- 足はけらずに押すだけ
- ニコニコ&おしゃべりしながら
- きついと感じたら歩く
- 1日30分を目標にする(10分 × 3回など細切れでもOK)
基本的なポイントは通常のジョギングと変わらないが、さらにゆっくり走っても十分効果があることが実証されたので初心者の方はまずは「スロージョギング」からはじめてみてはいかがだろうか。